モジュール型多目的風洞実験計測システム
■ 一様流、境界層流による風洞実験や環境濃度計測等にご利用可能なデータ収録、解析システムです
■ 基準風速や基準速度圧データと同時に、濃度データ収録が可能
■ トラバース装置と組み合わせることで、最大6994(背景濃度1センサ+7センサ×移動 999回)点の計測が可能
■ 統計値リアルタイムモニター計測、ホットワイヤ使用の高速サンプリング計測など、各種データ収録形式に対応
特徴
各種濃度センサに適合可能な高機能データ収録モジュールと、データ解析ソフトウエアにて構成。(濃度以外の情報も同時計測可能です)
本システムは、ハード、ソフト共にモジュール構造となっており、トラバース装置、ターンテーブル、ファン等と連動した自動計測等に容易に拡張可能です。
トラバース装置を使い濃度センサを測定点順に移動し計測する例
複数の計測点を同時に計測する例
基本機能
■ データ収録ch数 | :4〜32(同時濃度は最大8) |
■ 濃度計校正機能 | :最大8ch同時校正 |
■ 最大収録能力 リアルタイム波形モニター収録時 リアルタイム統計モニター収録時 |
:5KHz/ch :100Hz/ch |
■ 最大収録点数 | :65536データ/ch |
■ トリガー機能 | :外部信号による計測スタート |
■ 工学値変換関数 | :線形変換、2〜4次関数 |
■ 校正方法 | :手動 、グループ毎校正 |
■ 校正濃度定義数 | :3〜25点 |
■ リアルタイムモニタリング機能 | :波形、統計量 |
■ 統計処理 | :平均、RMS、最大、最小 アンサンブル平均、ならびに統計パラメータ基準化 |
■ 背景濃度 | :複数の背景濃度選択機能 |
■ 他社製品対応 | :日本カノマックス製 IHW-100制御、計測機能搭載 |
■ 濃度カラーコンター機能 | :近日対応 |
収録条件とデータ構造
収録データは、分類やバックアップ等の管理をしやすくするため、実験フォルダ名、実験名、実験番号の3段階の階層構造となっています。
また、収録に関する条件設定等も、きめ細かな配慮がされており、使いやすいシステムとなっています。
基準速度圧や基準風速などの基準化パラメータを同時に取得したり、空気密度補正用の気温、大気圧計測chを設けることができます。
リアルタイム波形、統計モニター機能
リアルタイム電圧波形モニターによりセンサの動作確認等(電圧出力表示)が容易にできます。
もちろん工学値での波形表示も可能です。
収録時にあらかじめ設定した評価時間(評価点数)毎に平均値、RMS値、最大値、最小値のリアルタイムモニター表示機能を搭載しています。
校正機能
各種パラメータチェックのほか、校正情報出力、センサ特性表示ならびに許容値を超えた場合の警告機能などのチェック機構を搭載しています。
収録ファイル管理機能
校正ファイルや収録ファイル等の管理機能を搭載しています。