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流体・応力計測

多点風速センサユニット  SENJAS-VS

本センサは、模型実験時における表面近傍の風速を計測するための風速センサです。特に、風環境評価を行う場
合などの風洞実験用として多くの実績があります。
細径のガラス棒の表面に白金線がコイル状に巻かれており薄膜ガラスでコーティングされています。
安定性、および水平面方向での無指向性特性が極めて良い風速センサです。
機器内部の風速計測等にもご利用可能です。
センサベース本体は32ch単位の構成です。
温度補償センサは、風速センサ部とは独立しており、構造物表面の風速計測に適した構造となっています。
センサ形状は、使用場所に応じて3つのタイプ(E,F,P)から選択することが可能です。
センサ単体での供給の他、計測用ハードウエア、計測ソフトウエア等とのシステムでのご提案も可能です。

風速センサ外観
VS-E タイプ (SJ-VS-E)
センサ部分とコネクタが100mmのケーブルを介して接続されるタイプです。
Eタイプ(ケーブル延長タイプ)

S/Eタイプ先端形状

Eタイプ風速センサ形状

VS-F タイプ (SJ-VS-F)
センサ部分がフレキシブルな模型内等への組み込みタイプです。
Fタイプ(組込タイプ)

Fタイプ先端形状

VS-Pタイプ(SJ-VS-P)
計測部表面に張り付けるタイプのセンサです。
貼り付け面から計測点までの距離が固定になります。

Fタイプ(組込タイプ)

風速センサ仕様
計測対象 常圧下の清浄な空気速度
対象風速 標準仕様0.1m/s 〜 20m/s
温度補償範囲 0〜40℃
直線性(電圧) MAX. ±5% FS
TYP. ±4% FS
温度補償 ±2.5% FS(0〜40℃)
水平面指向特性 ±5% 以下 (5m/s、10m/s)
16方向の出力電圧値のRMS誤差
測定方式 ブリッジ平衡型定温度差制御方式
風速感知部 白金巻線抵抗体
温度補償部 白金薄膜抵抗体
最大出力電圧 10V
動作環境 0〜40℃ 5〜90%RH (結露が無いこと)
重量(E) 約15g

温度補償センサユニット仕様
温度補償センサ格納筐体は、ユニット結合式構造。
壁や床面への取り付け金具が用意されています。
チャンネル数 32ch/unit × n個連結
ユニット外径寸法 65(W)×100(D)×28(H)mm
取付台寸法 65(W)×100(D)×15(H)mm
重量 140g × ユニット数 + 台90g
センサケーブル長 12m(標準)

温度補償センサ部
温度補償センサ部

センサベースユニット仕様
チャンネル数 32ch/ベースユニット
出力電圧 0 〜 10 V
電源 AC100V  50/60Hz
外径寸法 131(W)×350(D)×135(H)mm
重量 4.13kg

センサベース
センサベースユニット

その他オプション
・風速センサ校正用架台(風洞内での校正用)
 多点風速センサSENJAS-VSを風洞内にて校正するための校正用センサ治具です。
 専用のSENJAS-VS用先端キャップを使用し、キャップをしたまま架台にセットします。
 本計測時に、キャップは位置決めストッパーとして使用可能です。
 本治具は、一般的に設置場所に合わせた別の架台上に取り付け使用します。
 ■ センサキャップ取り付けサイズφ8mm
 ■ センサ最大取付数 34本 (間隔を倍にして取り付けた場合:17本)

風速センサ校正用架台

・ストッパー付き保護キャップ(校正用架台に適合)

Eタイプセンサ 水平面指向特性
SJ-VS-E 水平面指向特性 (赤:5m/sec ピンク:8m/sec

流動域に壁面からEタイプセンサを挿入した時の計測値
流動域に壁面からEタイプセンサを挿入した時の計測値 ( 赤:2.5m/sec 青:5m/sec
注)挿入寸法とは、センサを挿入した壁面から計測点までの寸法

多点風速収録システム(SENJAS-V)
本センサの機能を最大限にご利用可能なSENJASソフトウエアをご用意しています。
WindowsノートPCなどからUSB接続ユニットを使用した計測システムを構築できます(最大320ch)
対応OS Windows 10 / 11 64bit
CPU Intel i7 以上
メモリー 16GB 以上
ハードディスク 256GB 以上
チャンネル数 4ch〜320ch(32+多点風速288)
接続形式 USB ( Ethernet )
標準は、USB接続(アクティブリピータにより最大20mまで延長可能)。
20mを超える場合は、Ethernet接続となります。

風環境評価ソフトウエア(SENJAS-RK)
多点風速計測システムSENJAS-Vにより計測されたビル風実験結果と建設現場近傍の気象データから風環境評価計算を行うソフトです。
気象データからワイブル係数等を算出すると同時に以下の2種の風環境評価が行えます。
・日最大瞬間風速の発生頻度による評価方法
・平均風速の発生確率による評価手法

SENJAS-RKブロック図

SENJAS-RK図

SENJAS-RK図

SENJAS-RK図

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