事象関連電位/反応時間分析ツール EFRP-ERPV
● | 32ch 10KHz/ch データレコーダ機能と、リアルタイム同期加算機能を同時に実現 |
● | 時系列データから、自由度の高い再同期加算が可能な、高機能ERP計測モジュール |
● | 詳細なアーティファクト除去設定、複数データ間処理等が、容易に可能 |
事象関連電位や刺激に対する押ボタン反応計測などの刺激応答波形や刺激応答時間などの計測を効率よく行うために開発された専用ソフトウエアです。また、データレコーダや波形処理ツールとしても利用可能です。
応用分野
各種事象関連電位計測(VEP、AEP、P300、MMN、CNV、他)が可能
− | 集中力、精神負荷、疲労に関する研究 |
− | 言語処理に関する研究 |
− | 認知、行動研究 |
− | 虚偽検出に関する研究 |
− | マルチメディア分野への応用 |
システムの特徴
■ | 事象関連電位以外の生体情報や工学情報の計測にも利用可能 |
■ | 最大32ch 10KHz/ch で同期加算収録を行いながら、全生データをハードディスクに保存可能(生データの記録と同期加算データの記録が同時に行えます)。 ご要望により、有償にてch数を128chまで拡張可能です。 なお、最大収録能力は、chの増加により変動します。 |
■ | 階層構造のデータ管理によりデータの保管、バックアップが容易 |
■ | リアルタイム周波数分析モニター |
■ | 充実した四則演算機能 |
■ | 複数ファイルデータの同時表示や重ね書き表示機能 |
■ | 生データから再同期加算処理を容易に行うことができます |
■ | ABR等の高速同期加算から事象関連電位や刺激反応時間計測まで、各種刺激応答分析にご利用可能です |
■ | 多人数にチャンネルを割り当て同時に同期加算計測が可能 |
収録機能(32ch標準構成時)
■ | 収録チャンネル |
標準 32ch ( 最大128chまで拡張可能) | |
■ | トリガー収録機能 |
トリガーチャンネル数 最大32ch トリガー設定機能 閾値設定、エッジ方向判定 プリトリガー、ポストトリガー、個別加算時間設定 |
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■ | サンプリング周波数 |
100Hz、128Hz、200Hz、256Hz、500Hz、512Hz、1000Hz、1024Hz、2000Hz, 2048Hz, 2500Hz, 4096Hz, 5000Hz, 8192Hz, 10000Hz 上記以外に、低サンプリング周波数での収録機能も搭載しています 1Hz, 2Hz, 5Hz, 10Hz, 20Hz, 50Hz (主に反応時間計測用) |
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■ | 最大収録時間(32ch収録時) |
サンプリング周波数 100Hz時 最大2500分 サンプリング周波数 1kHz時 最大250分 サンプリング周波数 10kHz時 最大25分 |
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■ | 最大同期加算時間 |
サンプリング周波数 100Hz時 最大20sec サンプリング周波数 1kHz時 最大2sec サンプリング周波数 10kHz時 最大200msec |
解析機能
■ | 校正機能 係数入力以外に正弦波、矩形波信号などによる校正収録機能を搭載しています。 本校正機能は、校正信号に混入したノイズ部分を極力除外し て係数を算出する独自機能により、校正精度の向上をはかっ ています |
■ | リモンタージュ機能 複雑なリモンタージュにも対応しています |
■ | トリガー再設定、再同期加算 リアルタイム同期加算と同時に、全時系列データを取得可能です。それにより、トリガー条件を再設定し、再同期加算をすることができます。 |
■ | 周波数解析 同期加算収録後の周波数解析はもちろん、リアルタイムで周波数分析を行いながら計測することも可能です。 |
■ | デジタルフィルタ処理 (時間軸処理タイプフィルター) バターワースフィルター(1〜9次)での以下の各種フィルタ処理が可能 ローパスフィルター(LPF) ハイパスフィルター(HPF) バンドパスフィルター(BPF) バンドストップフィルター(BSF) また、双方向フィルター機能により位相遅延修正が可能 (周波数軸処理タイプフィルター) ローパスフィルター(LPF) ガウス関数特性LPF機能搭載 ハイパスフィルター(HPF) ガウス関数特性HPF機能搭載 バンドパスフィルター(BPF) バンドストップフィルター(BSF) |
■ | アーティファクト除去機能 除去方法 個別チャンネル除去、全チャンネル除去 波形除去種別 単純除去、交互ペア除去、連動除去 連動除去は、弊社刺激システムと組み合わせ ることで、通常刺激と位相反転刺激を常に同 数になるように自動管理して効率的かつ精度 良いデータ取得が可能になります。 |
■ | 基線補正機能 チャンネル指定、一括指定、信号種別指定などで基線補正チャンネルを指定できます。 基線補正処理範囲の指定など細かい設定も可能です。 |
■ | リアルタイムモニター 加算波形、スペクトル波形、加算回数、リジェクト回数など |
■ | 反応時間計測機能動作保証チャンネル数(動作保証が上限32ch) スタートトリガー最大チャンネル数 8 反応マーカー最大チャンネル数 24 (スタートトリガーと反応マーカーの設定合計は128まで可能) 刺激反応時間の計測ならびに集計処理などが行なえます。 |
■ | 波形データ切り出し |
■ | スムージング処理 |
■ | グランドアベレージ算出 |
■ | 波形間四則演算 |
■ | 指定区間ピーク、振幅検出、潜時検出などの波形計測 |
■ | 面積算出(陽性電位、陰性電位、陽性+陰性電位) |
■ | 単項四則演算(波形に対し設定数値を演算する) |
■ | 二項四則演算(2つの波形の間で演算する) |
■ | 周波数分析 振幅スペクトル パワースペクトル パワースペクトル密度 |
■ | 電位マップ表示機能 |
■ | 解析結果テキスト出力 |
動作環境
OS | Windows 10 64bit に対応 |
CPU | Intel i5 プロセッサ以上 |
メモリ | 8GB以上 |
ハードディスク | 160GB以上 |
モニター解像度 | 1920×1080 以上 |
ADボード | NI社製 CompactDAC (対応モジュール NI 9205 , NI 9220) 注) 機種により最大収録能力は異なります |
(注)本システムは、心理生理、基礎医学等の研究用です。診断、治療行為等には使用できません